分野解説

絵画・彫刻・建築・写真・映像など。美術・造形系にはどんな学部・学科があるか調べてみよう!

絵画・彫刻

油絵 日本画 版画(木版/リトグラフ/シルクスクリーン etc) 彫刻(石膏/粘土/金属/ガラス)

ファインアートといわれるこの分野の学びのスタートは、ものの見方、形のとらえ方、光と影によるイメージなどを目と体で感じるデッサンを入り口として、人物、石膏、風景などの表現技法を身につけ、徐々にそれぞれの表現分野に関する実技の修得と併わせ、作品に対する確かな理論も身につけていくことです。
やがて絵を描くことの意味を知り、作品と向き合うことで自身の本質さえにも気づくことになります。そして、作品を造り出す感性や独創性を磨きながら、展覧会や社会に作品を発表していく活動を行います。
情報化社会の今日、絵の方向性もCGやコンピュータによるデジタルアートの刺激で迷いがちですが、生涯を賭けて自らの作品を追求し制作していく道は決して容易なことではありません。自らの感性で表現したものは社会に感動を与えながら歴史の中で息づいています。これが純粋アートの素晴らしさです。

工芸

工芸 陶芸 金属 ガラス テキスタイルデザイン

わたしたちが暮らしの中でなにげなく毎日使っている手作りの道具、そして工場で大量生産された生活用品、また芸術性の高い道具や、観る者に感動を与えるオブジェなどを創り出す工芸の分野は、その素材で、多様な造形技法に分かれます。
絵画や彫刻の制作同様に基礎表現力はデッサンから始められ、やがてオリジナリティ豊かな表現力へと高めていきます。その制作コンセプトは、単に道具を作り出していくことから、人としての生き方など広い視野での情報分析の中で、豊かな暮らしのためのアイデアを創出していくことが求められいています。また、伝統的な各地の工芸技法を継承研究することもこの分野の特徴です。

建築・都市

建築デザイン 都市デザイン インスタレーション スペースデザイン ランドスケープ インテリア

快適な毎日の暮らしと深く関わっている建築は、単に建物を作るということに止まらず、色彩学や民俗、宗教、防災など幅広い関連知識とハイレなデザイセンスを必要とする分野です。
人間はどの様な環境を創造すれば幸福感を得られるのか、その快適な住環境を創出していくという仕事は一人ひとりの目の前の小さな空間から数万人の快適さを模索するランドスケープといった都市計画まで総合的な判断からのデザインプランを必要とします。 規模によってそれぞれに1級、2級建築士の 他、それぞれのパート別に国家資格が必要な分野でもあり、より専門的な技能を必要としています。

写真

フォトアート 大型カメラ 広告写真 ポートレート ドキュメント・報道写真 デジタル写真・銀塩写真

最近は機能的で簡単なデジタルカメラが普及し、誰でも上手にキレイに写真が撮れるようになり、カメラブームも起きています。
写真という記録媒体が身近になればなるほど、プロフェッショナルには確かな実力が求められるようになります。
一枚の写真が人々の心を動かすような芸術作品になる、そこには被写体だけでなく、撮る者の世界観や美意識などの高い感性が表現されているからです。
また、広告・人物・風景・報道など多彩な分 野があり、最先端をいくデジタルカメラや、写真表現の基本である銀塩写真など、手法もさまざまです。このようにデジタル時 代におけるプロのカメラマンにはカメラとい う工業製品を扱う技術と知識とともに幅広い分野に対応できる理解力と柔軟性、そして吸収力が必要です。

映像

映画(シナリオ・撮影・編集) 映像(広告・ドキュメント・短編) アニメーション 音響 照明

映像は近代に誕生し、現代までに飛躍的に発展してきた分野であり、そのスケールはどの芸術分野も包み込む壮大さを持っています。映画、アニメーション、コンピュータ・グラフィックス、メディアアートと種類も様々で、どの映像の専門分野に進もうとも他の分野の知識と技術を併せ持っていることが重要です。
映像はテレビやインターネットなど、一般の人々との接点が多く、未来を切り開く大きな力を持つようになるとともに、人々に与える影響も大きくなります。そのため、真実や真偽の判断ができる強固な意志と自由に想像力を膨らませられる感性をバランスよく使いこなせる人材が求められます。確かな技術と豊かな感性を持つことが、映像の新たなる可能性を切り拓き、人々の感動を沸き起こす作品を生み出すでしょう。
また、映像は音、色、人、物といった多様な表現手段の集合体でもあります。音響や照明などの技術も、作品をつくる上では欠かせない芸術であり、職業としても高く評価されています。