美術・デザイン系大学/専門学校入試に強くなる!
とにかく難しいイメージがある美大入試。美大を目指す学生一人ひとりが美大入試の実情を知り、着実に準備を進めることが必要です。では美代入試のために何をしたらいいのか?具体的に考えてみましょう。
美大の試験は、「実技試験」と「学科試験」の大きく2つの試験で構成されています。実技試験では①デッサン②デザイン(平面構成)、学科試験では③国語④英語の試験がそれぞれ課され、合計4つの試験で合否が決まります。
美術系の大学ですから、当然実技に試験の比重が置かれ、 かなり高度なデッサンや表現の技術を求められます。残念ながら、通常の高校の美術の授業だけでは合格することはできません。専門の先生の指導を受けることが一番の近道でしょう。
アトリエや予備校に通って技術を磨きましょう。もちろん一人で対策を進め、合格する人もいますが、あくまで少数派です。先輩で美大に合格した人や周りで美大を目指している人の話を聞く機会を設けてみましょう。その意味でも予備校を活用することは、おすすめできます。共通の目標を持つ仲間を得ることもできるでしょう。
デッサンとは、簡単に言えば鉛筆で描いた絵のこと。試験場にモチーフが置かれたり、配られたりして、「これを描きなさい」という試験を行います。これはものをよく見て写実的に描写する力が求められます。
デザイン(平面構成)は、絵の具でカラフルに描いた絵です。 配られたものや、あるテーマに従ってイメージなどを視覚化。色の面をカッチリ分けて、平面的に画面を塗ります。デッサンやデザインは完全に技術によるものです。実践を積む機会を増やし、対策を講じましょう。
受験者はあなたのように絵が好きで得意な人たちです。「絵が好きだから」という理由で志望しても、デッサン・デザインの対策にしっかり取り組んだ人たちには、かなうはずもありません。
なぜ美大に行きたいのか? 将来何になりたいのか?じっくり考えてください。
受験対策を続けるためには、漠然とした志望ではなく、はっきりした意志が必要です。
学科もおろそかにできません。学科と実技、バランスよく勉強するのが美大入試のコツです。美大受験といえども、特に私立は学科の成績が大きく影響します。難易度は高くありませんが、ある程度の点数をとらなければ合格はできません。学科は勉強すればするほど確実に点がとれるものです。たった1点で合否が決まることもありますので、実技の勉強と同じくらい大切に考えましょう。
得点・制限時間・出題形式などは学校ごとに異なってきますので、具体的に志望を定めている人は大学ごとの入試要項を調べましょう。一般的な試験時間は、国語が1.5時間。英語は1時間です。
国語の出題範囲は、近代の歌人・作家などが中心。それに加えて小論文があります。近代の歌人では正岡子規、与謝野晶子、齋藤茂吉、宮沢賢治などが多く出題されます。しかし読解力が問われる出題は少なく、作品・年代を理解していれば解ける問題が主です。確実に得点できるよう対策を怠らないようにしましょう。小論文は、作文に近い内容。創作的な力が問われます。苦手意識のある人は、しっかりした構成の文章を書けるように訓練をしましょう。
英語は文法や熟語など基本をおさえておけば対応できます。長文も1ページに収まる程度です。美大の試験だからといって、美術用語が出てくるわけでもありません。一般大の英語の試験と同じく通常の英文の勉強を進めましょう。英語が苦手な人は、まずは単語力をつけるようにしましょう。文法も基本から順を追って再確認しましょう。「読めない」「分からない」という英文が徐々に減ってきますので、自信がついてきます。
受験対策はもちろん早いほうがいいでしょう。美大受験は浪人するイメージがありますが、それは受験の準備を始めるのが遅かった人です。高校1~2年生のうちから実技の勉強を始めておけば、現役合格する可能性はずっと高くなります。部活動と両立させながら美大を目指すことも可能です。
美大に進みたいと思うのであれば、早い段階で大学を絞っておくことをお勧めします。大学によって入試制度も違っていますから、それぞれ適した対策を進めることができます。
そのために、まず、美術の中で自分のやりたいことをはっきりさせましょう。デザイン、工芸、油画、日本画、彫刻に触れ、自分に合っているコース、志望する方向を定めましょう。 そして、将来何になりたいか考えましょう。進むべき学校や学科など方向性が決まります。将来のことを考えるのであれば、就職口についても調べてみてください。
美術の勉強=美大ではありません。イラストレーター、デザイナーなどの専門職でしたら、美術系の専門学校に行くという選択肢もあります。美術の先生でしたら、教育学部のある大学が適しています。
高校3年生から美大を目指す人もいるでしよう。個人の頑張りによってはでは1年で十分合格可能です。しかし、一人で対策を進めることはやはり困難です。まずは、担任の先生、美術の先生に相談しましょう。 学校に美術の先生がいれば、美術部に入ってデッサンを見てもらうことも一つの手です。実技の基礎ができていないと思うようでしたら、やはり早いうちに予備校に行った方が良いでしょう。